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日本の歴史を振り返り 第2回 青森編

武生

 

 

 

こんにちは、武生校のA氏です。

 

 

「日本の歴史を振り返り 第2回」は青森編です。

 

青森はいろいろな人物を輩出していますが、今回取り上げるのは『棟方志功[むなかた しこう]』です。

 

20世紀の美術界、特に版画の世界では世界的な巨匠のひとりです。

 

 

少年時代の棟方はゴッホの絵画に感動し、「将来は絵描きになりたい」という夢を持ちつつ、日々スケッチに励んでいたそうです。

 

1945年に戦時疎開のために移住した富山県にて本格的に創作活動を開始し、9年間の移住生活の間に「富山県の自然」や「仏」を題材とした作品を数多く残しています。

 

1956年にヴェネツィア・ビアンナーレにて版画部門の「国際版画大賞」を受賞します。

 

その後、生まれ故郷の青森市から「初代名誉市民」を授与され、文化勲章も受賞しています。

 

 

遺された作品を見ると、生命力にあふれた人物や仏像を題材としているものが多く、特に有名なものとしては「青森のねぶた」がよく挙げられます。

 

祭りに参加している一般民衆の表情や歓喜の様子を版画で表現するだけでなく、棟方自らも祭りに「踊人」として参加していることからも、日本各地を転々としながらも常に故郷の風景や文化を心に留めていたたということがうかがえます。

 

幼少期に「自分はこうなりたい。」と心に誓い、その生き方に生涯をささげた棟方の生き方は、ある意味、なんともうらやましい生き方ではないでしょうか。

 

棟方の生き方や信念は学生の皆さんにも参考になるところがきっとあるはずです。

 

「自分はこうしたい。こうなりたい。」と思ったら、最後まで徹底してやり続けること。

 

これは簡単なようで実は非常につらく厳しい道を進むことだと思います。

 

それでも私は、生徒の皆さんには棟方志功のように生きてほしいと思ったりもする今日この頃です・・・。

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