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武生高校の探究進学科で特色選抜が実施(昨年発表)

武生

2か月半前に県立高校入試(一般選抜)が実施されたばかりですが、次回の県立高校入試[2023年度入試]の話をさせていただきす

 

次回の県立高校入試から新たに導入される入試制度の変更点が、実は昨年の秋にすでに発表されています。

 

武生高校・探究進学科と高志高校・探究創造科において「特色選抜」が行われるというものです。

 

このうち武生高校・探究進学科では10名程度を特色選抜で募集するとのことです。

 

 

■ 確認しておきたいこと① 

特色選抜って?」

 

県から発表されている資料をもとに表現するなら、特色選抜とは「県立高校各校の『特色化』や『魅力化』を図るため、『秀でた才能や得意な教科、志望学科に対する適性や強い意欲』を持つ生徒を募集するための選抜」と表現できます。

 

特色選抜の内容は次の5つです。

①志願理由書

②調査書

③面接

④英・数・国の3教科の学力検査(各45分間)

⑤必要に応じてスポーツなどの実技試験がある場合も

 

一般選抜の学力検査は5教科ですから、特色選抜は一般選抜に比べて学力検査の教科数が少ないことがわかります。

 

また試験時間においても、一般選抜が1教科60分間であるのに対して、特色選抜では1教科45分間となっています。

 

配点は、一般選抜が1教科100点満点ですが、特色選抜抜では1教科75点満点となっています。

 

このように特色選抜と一般選抜とでは学力検査においても大きな違いがありますが、特色選抜では実技試験が課されることもある、というのが大きいですよね。

 

 

■ 確認しておきたいこと②

「特色選抜の時期は?」

 

特色選抜は一般選抜よりも早い時期に実施されます。

 

特色選抜は、武生高校や高志高校以外の一部の県立高校では以前から導入されています。

 

前回の入試[2022年度入試)では、特色選抜志願者が高校からの事前説明を受けられる期間は11月半ばごろから12月半ばごろまで設定されていました。

 

そして、この説明を受けるためには受験生側から予め中学校側に話を通しておく必要がありました。

 

 

さらに、特色選抜では受験準備をかなり早い段階から始めなければなりません。

 

というのも、特色選抜で受験生が乗り越えなければならない「ハードルの高さ」がかなり高いのです。

 

では特色選抜で受験生にどのようなものが求められるのかを見てみましょう。

 

県が発表した資料では、受験資格が以下のように設定されています。

①高い学力を有し、将来の夢に向かって主体的に学び続ける意欲がある者

②自ら課題を設定し、他者と協働して、より良い社会の実現ために探究しようとする意欲を持つ者

③中学校3年間で、理数や英語の分野における、下記の大会・コンテストへの出場や資格・検定の取得に向けて、積極的に挑戦し成果を得た者

(例)

〔大会・コンテスト〕

「ふくい理数グランプリ」、「南部陽一郎記念ふくいサイエンス賞」、

「日本ジュニア数学オリンピック」、「科学の甲子園ジュニア」、「ジュニアドクター養成塾」、

「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」 等

〔資格・検定〕

・実用英語技能検定2級合格レベル(CEFR B1程度)の英語力を有する者

・実用数学技能検定準2級 等

(引用ここまで)

 

……決して低くはないハードルですよね。

 

ちなみに、特色選抜を受験して不合格だった場合は、その後の一般選抜を受験することがもちろん可能です。

 

つまり特色選抜を受けるならば、一般選抜と合わせて武生高校の探究進学科を受験するチャンスが2回得られるということです。

 

現在中学2年生の人であっても、「武高の探究進学に合格したい。」と考えている人は、各種検定合格やコンテスト入賞などに向けて早めに動き始めた方が良いでしょう。

 

 

確認しておきたいこと③

「特色選抜を受けない人への影響は?」

 

2カ月半ほど前に実施された2022年度入試では、武生高校・探究進学科の定員は76名で、この76名分すべてが一般選抜で選抜されました。

 

もし2023年度入試においてもこの定員に増減がない場合は、76名分のうちの10名程度が特色選抜によって選抜されるので、一般選抜での募集枠が10名程度減ることになります

 

つまり一般選抜だけを受験する人にとって、武生高校の探究特進科が従来以上に「狭き門」になる可能性が高いのです。

 

丹南地区の受験生にとって、今回の変更点がとても大きなものだということがわかりますよね。

 

現在中学3年生で「武高の探究特進を受験したい。」という人は、まず「特色選抜を検討するかどうか」を早急に決めてから、受験準備に取りかかる必要があると言えるでしょう。

 

 

今後も、入試に関する新情報を武生校のブログに掲載していきますので、どうぞご覧ください。

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