日本の歴史を振り返り 第12回 東京都
武生
ご無沙汰しておりました、育英センターのA氏です。
このところ暖かい日と肌寒い日が交互にやってきて、体調を維持するのが難しく感じられます。
このような季節は部屋でじっくりと歴史小説を読み漁ってみるのもよいかもしれませんね・・・。
さて、今回は首都・東京エリアの偉人について考えていきたいと思います。
今回取り上げる人物は・・・「勝 海舟[かつ かいしゅう]」です。
勝と言えば、江戸末期に「江戸城の無血開城」を実現した英雄として歴史に名を残していますよね。
他にも、「咸臨丸[かんりんまる]で渡米し、帰国後に神戸海軍操練所[こうべかいぐんそうれんじょ]を作った人物」としても有名です。
(ちなみに、この操練所にのちの「坂本龍馬」も所属していたとされています・・・。)
勝は幕府の役人でありながら、西洋の技術や文化、特に日本の防衛(海防)の重要性を訴え続けました。
周囲を海に囲まれている日本が諸外国と対等に付き合っていくためには、しっかりとした防衛力が必要不可欠だと考えていたに違いありません。
勝の主導で設置された神戸海軍操練所が、一漁村だった神戸が後に日本を代表する国際港を擁する大都市に発展し始めるきっかけとなったと言われています。