日本の歴史を振り返り 第8回 茨城県
武生
ご無沙汰しておりました。育英センター武生校のA氏です。
東京オリンピック・パラリンピックも無事終了しましたが、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか?
厳しい暑さや急な大雨など自然の厳しさに体調を崩されてはいませんか?
さて、日本の歴史を振り返り 第8回は「茨城」になります。
今回取り上げるのは「横山 大観(よこやま たいかん)」です。
某テレビ番組で彼の作品が出てくると、「本物であればとんでもない値段が・・・」と言われることがある、あの人物になります。
横山は慶応4年(明治元年)水戸で生まれ、猛勉強の末に東京美術学校(現在の東京芸術大学)に入学し、画家として活躍します。
彼の作品は「朦朧体(もうろうたい)」(絵具を乾いた筆で塗り広げる技法)と呼ばれる技法を用いており、長い間評価されませんでした。
つまり、それまでの日本には見られなかった新しい技法を世に広げたのです。
彼は明治時代の終わりにヨーロッパに赴き、さらに西洋風の技法を身につけた後、数々の作品を世に送り出しました。
その中でも有名な作品が「無我」(むが)と呼ばれる作品です。
歴史の教科書で見たことがあるはずです。
小さい子供が穏やかな表情で立っている作品です。
彼の生きざまから感じること・・・それは「己が一度決めたことを最後までとことん突き詰めて研究することの大切さ」です。
自分で一度決めたことは、最後まで投げ出さずに頑張ることで後々大きなことを成し遂げることが出来る」ということを、私たちに教えてくれているのではないでしょうか。
これから受験に向かって戦いを挑む皆さん、横山大観のような強い信念を胸に日々頑張ってもらえれば・・・と思う今日この頃です・・・。