日本の歴史を振り返り 第1回 北海道編
武生
こんにちは、武生校のA氏です。
今回から不定期ですが「日本の歴史を振り返り」というテーマのもと、都道府県ごとに「歴史ばなし」を書いていきたいと思います。
第1回は「北海道」です。
本州から離れていますが、歴史的にはいろいろなことあった場所です。
どの人物について書くか迷いましたが、「クラーク博士」について書くことにしました。
クラーク博士と言えば、まず思い出されるのは「少年よ、大志を抱け。」という有名なフレーズですよね。
しかし意外と知られていませんが、このフレーズは実際のクラーク博士の発言のごく一部を切り取ったものだということをご存知ですか?
実際の発言は
「少年よ、大志を抱け!けれどお金を望み、私欲を満たし、名声を求める大志であってはならない。この老人(クラーク本人)のように、人間が本来持つべきもののために大志を抱け。」
だそうです。
人間は生きていくうちに、誰しも夢や希望を持ちます。
「大きな家に住みたい。」「高価車に乗りたい。」「おいしいものをたくさん食べたい。」など、人間本来の欲求を満たしたいと願うのは普通のことです。
しかしクラーク博士は、それだけではいけないと考えていたのだと思います。
おそらく、博士は自身の波乱万丈の人生を踏まえて、
「自らが求める富や名声を手に入れるために努力しなさい。ただし、それらを手にするならば、それら相応の責任を負うことも併せて求められる。」
ということを、これからの時代を生きる若者たちに伝えたかったのではないでしょうか。
毎日勉強を続けていても、目標や志を持ち続けることが難しくなる時があります。
そんな時に私たちが必要とするヒントとなる言葉を、クラーク博士はたくさん遺してくれています。
かくいう私も、今一度、自分の夢のために努力していければと改めて考える今日この頃です・・・。